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TRIO KENWOOD
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トリオ・ケンウッドの FM/AMチューナー 2007.08.12
社名とブランドの変遷 (ケンウッド社ホームページ 社史より)
年月内容
1960年1月「トリオ株式会社」に社名変更
1961年11月海外向けブランドとして「KENWOOD」が誕生
トリオのブランド名もご覧下さい
1979年10月日本で高級オーディオに「KENWOOD」ブランドを採用
1981年8月「KENWOOD」をコーポレートブランドとすることを決定
1986年6月「株式会社ケンウッド」に社名変更

1976年以降に発売の高級・中級チューナー (カタログやマニュアルは ---> ここ)
高級機(アナログ・バリコン)
発売年機種名価格受信帯ブランドExport model特徴
1976年KT-9700\150,000FMTRIO600T, 650T初のパルスカウント方式。海外向け 600T, 650T(ブロンズパネルモデル)は本機に相当する。
1978年KT-9900\200,000FMTRIOKT-917パルスカウント検波に加えてサンプリングホールドMPX採用。
海外向けの KT-9900は別物。
1979年L-01T
個別ページあり
\160,000FMKENWOODL-01T初の KENWOODブランド。これ以降の L シリーズは黒が基調のデザインになる。
パルスカウント検波とサンプリングホールドMPXに加えてダイレクトコンバージョンシステム採用。筐体は非磁性体で作られている。
1978年L-07T\???,?00FMTRIOL-07TLシリーズだけどTRIOブランド。非パルスカウント(クォドラチャー検波)。ラックマウント仕様。
1979年L-07TU
L-07TII
\130,000FMTRIOL-07TII
L-07TII
LシリーズだけどTRIOブランド。外見はL-07Tと似ているが内部はパルスカウント方式に変更など大きく違う。
1981年L-02T\300,000FMKENWOODL-02T歴代チューナーの中でも最高級品。
ノンスペクトラムIFシステムやノンステップ・サンプリングホールドMPXなどの最新技術を投入。オーディオ出力にはΣドライブ採用。
トリオのチューナーとしては初めて PLL 検波を採用した。
海外向けにはデビエーション/マルチパスメーターの代わりに周波数のデジタル表示機能が付いている。パネルスイッチにも違いがある。
1982年L-03T\120,000FMKENWOODn/a最後のバリコンチューナー。Σドライブ。外観は KT-1100 だが中味の回路構成は全く違う。ノンスペクトラムIFシステムなど L-02T のサブセット。ステレオ復調は KT-1100 と同じサンプリングホールド MPX 。
198?年L-02TPRO\???,000FMKENWOOD???L-02T の放送局向け仕様
198?年L-03TPRO\???,000FMKENWOOD???L-03T の放送局向け仕様
中級機(アナログ・バリコン)
発売年機種名価格受信帯ブランドExport model特徴
1976年KT-7700\78,000FMTRIOKT-8300
KT-9900
FM/AM
非パルスカウントの最終機。7連バリコン
海外向け KT-8300, KT-9900(KT-8300 の欧州向けブロンズパネル)は本機に相当する。バリコンは FM6連, AM2連。
1977年KT-8000\69,800FMTRIO???中級機で初のパルスカウント方式。
1978年KT-8300\63,000FMTRIOKT-815
FM/AM
海外向け同等機は KT-815で 海外向け KT-8300 は KT-7700に相当。
1980年KT-1000\69,800FM/AMTRIOKT-1000デザインを一新。FM はパルスカウント検波とサンプリングホールド MPX, ダイレクトコンバージョンシステム。AMはループアンテナ採用
1982年KT-1100\74,800FM/AMTRIOKT-1100色はシルバーとブラックの二種類。L-03Tと共通の外観で特にブラックモデルでは瓜二つ。
内部回路は FM はパルスカウント検波とサンプリングホールド MPX, ダイレクトコンバージョンシステムなど KT-1000の改良型。
最後のパルスカウント・チューナーとなった。
欧州向け KT-1100には周波数のデジタル表示機能がある。
1982年KT-2200\99,800FMTRIOn/aKT-1100の上位機種だか回路構成は全く違っており L-03T とほぼ同じ。Σドライブやシャーシ内部の銅メッキなどを省略。色はシルバーのみ。
その他バリコン機
発売年機種名価格受信帯ブランドExport model特徴
1980年KT-80\37,000FMTRIOKT-80薄型デザイン。パルスカウント検波方式。「COMPO'80」の一つとして販売されていた。その手のコンポにしては珍しく FM 専用。
デジタルシンセサイザー機
発売年機種名価格受信帯ブランドExport model特徴
1981年KT-9X\64,800FM/AMTRIOKT-9X恐らくトリオのパルスカウント検波方式で唯一のデジタルシンセサイザーチューナー。「EXPERT シリーズ」(システムコンポ)の一つとして主にセット売りされていた。
1984年KT-3030\120,000FMKENWOODKT-1100SDケンウッド初の高級デジタルシンセサイザーチューナー
1984年KT-2020\74,800FM/AMKENWOODKT-990SDケンウッドブランドでは初の中級デジタルシンセサイザーチューナー
海外向けの KT-2020は別物。
1986年D-3300T\140,000FMKENWOODKT-3300D最後の高級チューナー
1986年KT-1100D\74,800FM/AMKENWOODKT-1100D最後の中級チューナー
1991年n/a$1,100FMKENWOODL-1000T国内未発売の幻の高級チューナー。海外のみで L-1000 シリーズとして L-1000C(コントロールアンプ)、L-1000M(パワーアンプ)、L-1000D (CDプレーヤー)と同時に発売された。
これ以前のものや低価格帯のものは省略
発売年は1年ズレているものがあるかもしれません。

KT-7700 は「マルチプリケーティブ ディスクリミネーター」を採用とあるが、名称からしてたぶんクォドラチャー検波の改良型では。
L-07T はクォドラチャー検波
L-02T, L-03T, KT-2200 は PLL検波。ノンスペクトラムIF を採用しているということは Atelier AUDILLUSION さんのパルスカウント検波からDLLDを読むと、後に DLLDと言われる技術を使ってると思われる。
ただし DLLD という呼称は KT-770から使用されている。おそらく対になるアンプで DLD という用語が使われたために語呂合わせで作ったのでしょう。
それ以外のアナログチューナーと KT-9X はパルスカウント検波方式。
KT-9X 以外のデジタルシンセサイザーチューナーは DLLDという PLL検波の特性を改善したもの。
"何故パルスカウントを止めたのだろう?" もご覧下さい。

サンプリング・ホールド MPX復調器には 53KHz以上の帯域を使用している SCA 放送などがノイズ(ビート)として出てくる欠陥がありました。これを防ぐためのフィルターの設計には相当の技術が必要で、その上高価なものになったそうです。
日本国内では同様の隙間帯域を使う FM 文字多重放送 (見えるラジオ) が影響します。
実際に KT-9900 や L-01T ではどのような対策がなされていたのか分かりませんが、ネット上では FM 文字多重放送によるノイズが発生したりケンウッドで調整してもらった、という記述がありますね。
NHK では 2007年3月で文字多重放送を廃止しましたが、民放では依然としてほほ全局で文字多重放送が行われています。
KT-1000 以降ではニュー・サンプリング・ホールド MPX としてビートキャンセラーを付加することにより旧来のスイッチング方式以上の除去能力をもつように改良されました。
KT-2020 以降で使われているDPD(ダイレクト・ピュア・デコーダー)という MPX 復調は最も古い時代に使われていたマトリクス方式に先祖返りしている気がします。

2008.5.31 Atelier AUDILLUSION さんに ステレオ復調技術 が掲載されました。

上記二つからすると、
KT-7700 が古くからの FMステレオ受信機技術の完成形。(クリーンサブキャリアシステムみたいな技術も使われてますが)
KT-1100 がトリオのパルスカウント検波 + サンプリング・ホールド・ステレオ復調の完成形であったわけです。

KT-3030と KT-2020に対応するアンプの型番はそれぞれ KA-1100SDとKA-990SDです。海外向けでは系列名が一致しています。
海外向けは同じ型番でも国内向けとは微妙に違ってたりします。
他にご存知の詳細や誤りがあれば掲示板かメールでお知らせください。

参考ホームページ
No.トップページトリオ・ケンウッド チューナーのページ言語
0.カタログ、マニュアル、取説トリオ・ケンウッド チューナーのカタログ、取扱説明書、パンフレットなどを置いています。公開されているサイトにはリンクも張っています。*
1.オーディオ懐古録KT-9700,  KT-9900,  L-01T,  L-02T,  L-03T,  KT-1000,  KT3030,  D-3300TJp
2.オーディオの足跡TRIO/KENWOOD チューナー トリオ/ケンウッド
L-07TII,  L-02T,  L-02TPRO,  KT-8300,  KT-1000,  KT-1100,  KT-2200,  KT-3030,  KT-2020,  D-3300T
Jp
3.AMP修理工房TUNER 修理記録Jp
4.TUNER INFORMATION CENTERKenwood Tuners (英語)En
5.Koichiro Shida's Home PageThe Last Analog FM Tuners 最後のアナログFMチューナJp
6.Audio agentTRIO KT-9900 解説と写真Jp
7.AudioinnovationenKenwood Galerie KT-917 シャンパンカラー版と normale Version の写真があります。
Kenwood KT-917 背面の電源電圧とイコライザー切替スイッチが分かります
Ge
8.keith garratt's webpagesmy hi-fi kit トリオブランドの KT-917En
9.オーディオの杜KENWOOD L-02Tの解剖 L-02Tの内部が見れます。Jp
10.テックさんのホームシアターにようこそL-02Tの導入 ケンウッドの修理代って良心的ですね。Jp
11.MZLwebsiteFMチューナーKT-7700のページ チューニングスケール清掃編Jp
12.BLUESS LaboratoryTRIO KT-7700 ランプの修理と内部の写真
TRIO KT-1100 内部の写真があります
TRIO KT-1100 プチ改造 アンテナ端子のF型プラグへの付け替え
Jp
13.Min2 House11.TRIO KT-1000 修理・調整の記録Jp
14.Stephans Andere SeiteUKWellensalat KT-1100 と KT-80 の調整方法の解説。ドイツ語Ge
15.Atelier AUDILLUSIONKT-80のリニューアル 調整・改造の記録
KT-80(1980年頃)は最もシンプルなパルスカウントチューナー(しかもFM専用)
Jp
16.安良町交通博物館ハードオフお買物日記 KT-80編Jp
17.ひろくんのホームページ Kenwood KT-2020 修理と調整
KENWOOD KT-1100D 修理と調整
Tuner's index 他にも多くのチューナを修理されています。
Jp
18.La Rue des E'toilesKENWOODのチューナー、KT-2020の紹介 内部の写真もあります
KENWOODのチューナー、KT-1100Dの紹介 内部の写真もあります
Jp
19.ATMEL AVR&マッキントッシュ&オーディオKT-1100D (KENWOOD) アンテナ端子を交換されていますJp
20.mgifos's Movie Review[機器] Kenwood KT-1100D アンテナ端子不良だったとか
KT-1100D のアンテナ端子は鬼門ですね
Jp
21.家電論場輝煌的Kenwood L系列 L-07 から L-x1 までの Kenwood Lシリーズ全般の解説。
L-1000 シリーズもあります。簡体字中国語
Cn
22.慢船去上海輝煌的Kenwood L系列 L-07 から L-x1 までの Kenwood Lシリーズ全般の解説。
上の引用? L-1000 シリーズもあります。簡体字中国語
Cn
23.耳機大家場Kenwood L-1000D L-1000Dを中心に L-1000 シリーズの解説。
カタログの L-1000T が切れてる。簡体字中国語
Cn
24.Kenwood Electronics Deutschland GmbHProduktarchiv Tuner ドイツ・ケンウッド。有限会社なのがドイツ的です。
過去のチューナーの仕様がpdfで見れます。 L-01T, KT-1000, KT-1100D
Ge

山水電気(サンスイ)の FM/AM チューナーの年代別一覧表、海外モデルとの比較表は ここ
当サイトはこのページに限らず自由にリンクしてください。
商用・法人・オークションサイトでも問題ありません。
誤記、記入漏れ等についてお知らせいただければ幸いです。


CoolTune FM/AM TUNER 実験室 http://cooltune.s28.xrea.com/

2007.08.12 開始
      -09.12 継続更新
微修正は随時行っています