横河電機の周波数カウンター FC-864を入手しました。
その後同じような外見のものがソアー(SOAR)や菊水電子から販売されていたのに気づきました。
どうやらソアーのOEM品だったようです。
1974年に創業したソアーですが1988年に倒産しました。それでこの製品も終わったようです。
菊水の「生産・販売中止品情報」でも1989年3月以前に生産・販売中止となっています。
横河の英語サイトでは1994年4月13日に廃番となっています。在庫があったのでしょう。

基本仕様（周波数測定関連のみ）

表示	最大８桁
入力インピーダンス 周波数測定範囲	Ch.A: 1MΩ 10Hz〜150MHz、Ch.Bがある場合は 10Hz〜100MHz Ch.B: 50Ω 50MHz〜550MHz（一部機種のみ） Ch.C: 10kΩ は回転数（rpm）測定用(背面)
ゲート時間	10、1、0.1、0.01秒（分解能 0.1Hz〜100Hz）直接計数方式

品名	入力Ch	パネル表示名称・仕様
菊水 255 \68,000 KIKUSUI 255	A,C	MULTI-COUNTER　カタログ(pdf 53.8kb)　取扱説明書(pdf 512kb)
菊水 256 \62,300 KIKUSUI 256	A,C	MULTI-COUNTER　カタログ・取説は255と共通 255との違いは基準発振器の確度のみ（安い256の方がよい）
ソアー FC-864 SOAR FC864	A,C	MULTIFUNCTION COUNTER 電源はAC100V(ACアダプター使用)のほか単2乾電池6本でもOK
ソアー FC-864A SOAR FC864A	A,C	MULTIFUNCTION COUNTER
ソアー FC-881 SOAR FC881	A,C	MULTIFUNCTION COUNTER 電源はAC100V(ACアダプター使用)のほか単2乾電池6本でもOK 正面、背面デザインは FC-864と同じですが何が違うんでしょう?
ソアー FC-881A SOAR FC881A	A,C	MULTIFUNCTION COUNTER 正面、背面デザインは FC-864Aと同じですが何が違うんでしょう?
ソアー FC-882A SOAR FC882A	A,B,C	MULTIFUNCTION COUNTER
横河 FC-864 YOKOGAWA FC864	A,C	MULTIFUNCTION COUNTER
横河 FC-882 YOKOGAWA FC882	A,B,C	MULTIFUNCTION COUNTER

255、256、FC864、FC864A、FC881、FC881A、FC882A、FC882と名前は違うが外観はほぼ同じ。
品名も菊水ではマルチカウンタ、ソアーと横河ではマルチファンクションカウンターです。

内部の基準発振器の確度など細かい点で各製品に違いがある可能性があります。
実物は一部しか持っていませんが、菊水256以外の写真はヤフオクで入手しました。
ソアーと横河電機88x系の取説をお持ちでしたらコピーで結構ですので譲ってください。

それにしても「ソアー」だと安っぽいにのに「YOKOGAWA」だと高級品に思えますね :-)